「週末のマラソン大会が雨予報!」
「初めてのフルマラソンなのに、何をどう準備すればいい?」
台風、落雷など警報が出るともちろん中止になりますが、実は、多少の雨くらいならマラソン大会は決行されます。
初めてフルマラソンを走る初心者の方や、マラソンを知らない方は、結構びっくりされる事実です。
42.195kmのマラソン完走には計画が大切ですが、雨ならなおさらです。
スタートしてから「あ!困った」って思っても、すでに42.195㎞は始まっています。
この記事では、経験者ならではの【雨対策】や【心得え】をお伝えします。
天気予報が雨予報になった時の参考になればうれしいです。
いく
私は名古屋の皇居とも言われる名城公園内にある、ランニングスクールフロッグのマネージャー「いく」です。
走って、コーチして体験した情報を、初心者の皆さんに少しでもお伝えしたいと書いています。
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この記事のもくじ
マラソン大会雨だからと「1つの準備」では不安が残る
週末のマラソン大会が雨予報!
とはいえ、「雨」と言っても様々1つではありません。
気温が低い冷たい雨や、気温が高くてムシっと、ジメっとした雨もあります。
だからこそ、雨だからと言って「1つの準備」では不安が残ります。
着こみすぎない
2018年3月10日開催された、名古屋ウィメンズマラソンを例にとって説明しましょう。
スタート時点の気温9度
最高気温16度
午後から雨が降るという予報でした。
スタート時の気温9度に合わせた服装にすると、着こみすぎてしまうことがあります。
着こみすぎた服装で走ると、「余分な汗」をかいてしまい【マラソン後半の身体の冷え】を起こしてしまう可能性があります。
雨の日のお勧めの服装
Tシャツ(ノースリーブ)
アームウォーマー
その上に、レインコート
タイツ
ショートパンツ
これでOKです。
ショートパンツだけで走る方もいるかもしれませんが、そういう方は経験値のある方なので、ご自身の判断の方が正しいと思います。
できるだけ濡れない工夫をする
雨に降られると身体が濡れます。
濡れると私たちの身体は体温が下がり、ひどい時は低体温症を引き起こすこともあるので、極力濡れないようにしたいです。
腕・身体をぬらさない工夫
一番のお勧めは「レインコート」です。
胴体だけのランニングタイプも売っています。
写真のように、ゴミ袋の上、左右を頭と腕が出るように切って、お手製レインコートを作って、小さく丸めて忍ばせておくのもお勧めです。
ウィンドブレーカー的なアウターを着る方もいらっしゃいますが、服の中が暑くなりすぎる可能性があります。
この気温予測ならば、レインコートをお勧めします。
レインコートは、分厚めの生地を選ぶと、熱が籠りやすくなり【無駄な汗】をかくことにもなります。
無駄に汗をかくと、脚がつる原因にもなります。
厚め生地のレインコートは、マラソンにはあまり向いていません。
出来るだけ使い捨てタイプの薄さが良いです。
いく
通気性を出すためにも、つまようじで全体に小さな穴を開けておくのがお勧めです。
東京マラソン2019では、気温5度
スタート前から雨だったこともあり、会場近くの多くのコンビニでは完売して手に入れることが出来ませんでした。
雨予報がでたその日に、100円均一ショップで手に入れるなど、すぐに準備することをお勧めします。
レインコートの捨て時期
スタート前に、ボランティアの方やスタッフさんが集める大会もあります。
捨てられずスタートした場合も、給水のあるエイドステーションや、コース上に立つボランティアの方に
「捨ててもらえますか?」と声をかけると、大概受け取って頂けます。
しかし「30㎞超えて、汗冷えした」、「ビル風が冷たくて、捨てなきゃ良かった」など、レース後半で必要になった方も少なくありませんでした。
いらなくなったら、いつでも捨てられるので、後半まで腰に巻いておいて、いつでも着れるようにして走ることもお勧めです。
ランニングシューズやスパッツが濡れない工夫
事前にシューズに【防水スプレー】をかけておくのをお勧めします。
雨が降るとわかっている場合は、シューズだけでなく全てのアイテムにスプレーしましょう。
- スパッツ
- 手袋
- 帽子
- ウエア
すべてに防水スプレーを振りかけておくのもGOOD!
ランニング用の帽子には、スポーツ用の速乾性がある軽量のタイプもあります。
防水スプレーは、前日にかけるより、2.3日前に2.3回重ねて振りかけるとより防水の力が増します。
朝も軽く振っておくと、完璧ですね。
意外と知らない「手」
実は、指先が冷えると実際の気温よりも「凄く寒い」と感じてしまいます。
そのため、手を濡らさない工夫が重要です。
しかも、指先が動かなくて、補給で持っていった食べ物の封を開けられず困ったという話もよく聴きます。
そこでお勧めは、見た目がカッコよくないですが・・・
手袋の下または上に【透明のビニール手袋】をはめることです。
くるくるっと巻いておけば小さくなるので、雨が降りそうなときは、ポーチに1セット入れて走るのと良いと思います。
その他の対策「カイロ」
特に気温が下がった日のマラソン大会には「カイロ」がお勧めです。
後で熱くなりすぎることも考えられるので、自分の手で外せる場所に貼りましょう。
雨に濡れると重くもなるので、お腹や、腰に貼ると良いようです。
すぐに落ちないように、ウエスト当たりに貼るとスパッツやパンツで抑えられるので良いようです。
また、小さい手に持つカイロなら、そのまま手に握って走れます。
要らなくなったら、給水場所で捨ててもらえば大丈夫です。
スタート前に、持っておくだけでも、精神的にも安心するかもしれませんね。
初めてマラソン大会に出て、緊張するかもしれない方は1つ手に持っておくものお勧めです。
晴れても雨でも良い、両方の準備をしよう
マラソン大会は、基本的に冬のスポーツです。
寒さ対策の方が多いですが、雨が降ると途端に、気温も下がっているので、とても走りにくくバットコンディションと言えます。
とはいえ、雨くらいでは中止になりませんので、いかに、雨対策ができているか?が、完走に大きく影響します。
事前対策をしっかりしておけば、雨でもちゃんとゴールを目指して走れます。
フルマラソンに挑戦しよう!と決めたあなたの応援に、少しでもなっていたら嬉しいです。
質問などあれば、気軽にスクールの問い合わせメールや、Instagramからもご連絡くださいね。
スタッフも丁寧に説明させて頂きます。
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