ランニングを継続できたら健康的な生活を過ごせるし、きっと痩せてスタイルもキープ!
色々な問題が解決すると分かっているけど、継続できない人が多発!
調査によると、実は、1年以上ランニングを継続できたランナーは、全体のなんと23.6%と少数派です。
出典:東洋経済
この記事では、ランニングが続かない2つの理由と、ランニングを続けられる4つのコツを紹介します。
最後まで読んでいただくと三日坊主も晴れて卒業!
もしもこれまで継続できなかったとしたら、その理由と続けるコツがわかり、気持ちも軽くなりますよ。
またこれからランニングを始める、という方は、先に挫折する原因を知っておけば、長く続けられるきっかけになります!
拓プロ
この記事の監修者はランニングスクールFROG (フロッグ) の代表である原田拓です。
箱根駅伝・実業団で活躍し、2012年ロンドン五輪男子マラソン代表選手のトレーニングパートナーを務め、2013年にプロランナーとして独立。
2012、2014年JALホノルルマラソン日本人1位、2015年には公認トレーナーに就任。日本からホノルルマラソンへチャレンジする方々をアロハの精神でサポートしています。
自身が代表を務めるランニングスクールの受講生はのべ 5,500名超え。
この記事のもくじ
ランニングが続かない2つの理由
まずは、ランニングが続かない2つの理由を紹介します。
- 最初から張り切りすぎる
- 完璧を求めすぎる
どうして続かないのか?という視点から、2つの理由をひも解きます。
続かない理由①最初から張り切りすぎる!
「走るのが苦手」
「走っていたけど辞めてしまった」
という方の多くが『50mで息が上がってしまい、続かない』とおっしゃいます。
実は、これが原因です。
本当のあなたは、もっと走れます!
走れないのはちゃんと理由があります。
走れない原因は「走るスピードが速すぎる」ということが多いです。
もしかすると「え?速いの?わからない!」と、自分が速くないと思っている方もいます。
しかし、思っている以上に、もっともっとゆっくりでOKなのです。
スピードでいうと、隣を一緒に走っている人と、普通に会話ができるくらいがオススメです。
早く走ると「はぁはぁ」といったん呼吸が上がってしまい、そうなると身体が急に動かなくなります。
そうなったら、走るのをやめて、そこで一旦ストップし、そして呼吸が落ち着くまで待たなければなりません。
呼吸と体力はイコールではありません。
急に速く走っても、そのスピードで走るための準備が出来ていない身体はついてきません。
ランニングに慣れてなければ、誰でもそうなります。
呼吸が乱れないゆっくりしたスピードなら、50mどころかもっともっと長く走ることは可能です。
まとめると、初心者の方はこの2点を頭に入れておきましょう。
- 呼吸が「はぁはぁ」ならないように走る!
- 「はぁはぁ」なる前に、歩く!
はぁはぁなるまで張り切りすぎると、続かなくなってしまいます。
続けられない理由②完璧を求めすぎる
「毎日5㎞絶対走る!」
「月間100㎞必ず走る」
など、最初から高いマイルールを決めて始めると、続けられなくなる傾向にあります。
完璧を求めるより、少しダラダラといい加減くらいの方がいいです。
ランニングを始めるきっかけ(目的)を忘れてしまい「決めたルール」をこなすことが目標になりがちです。
「今日走れなかったから具合が悪く」なっちゃうストイックな視点は素晴らしいのですが、ストイックすぎるとケガのリスクも増えてしまいます。
無理しすぎても、結果的に痛みが慢性化して走りたくても走れない状態になってしまいますが、そうなると、気持ちまで落ち込んでしまい、走ることが嫌になって辞めてしまうのです。
一旦スイッチが入ると、仲間が止めてもコーチが止めても、こっそり走って痛みをひどくしちゃう方もいらっしゃいます。
おすすめのマイルールは「10年頑張らなくても続けられる量」です。
長い目で見ましょう。
拓プロ
張り切りすぎる、完璧を求めすぎる、というのは、いいことに思えるかもしれませんが、逆にランニングが続かない原因にもなり得ます。
最初からハードルを上げすぎず、ダラダラでも10年間続けられる、くらいを意識してやってみてください!
コツコツ継続していれば、気づかぬうちにたくさん走れるようになります。
ランニングを続ける6つのコツ
続いては、ランニングを続けるコツです。
- トレーニングウエアで休日を過ごしてみる
- 公園で過ごしてみる
- シューズを履いてまずは外に出てみる
- 走るコースを決める
- 一緒に走る仲間を作る
- ランニングスクールに入る
それぞれ詳しく説明しますが、伝えたいこととしては「ライフスタイルに自然に取り入れる」ということです。
突然ガラッと変えてしまう方が気性に合っている、と言う方もいらっしゃいますが、少しずつライフスタイルに取り入れていきましょう。
続けるコツ①トレーニングウエアで休日を過ごしてみる
休日、あなたは普段どんな服装で過ごしていますか?
とくに普段スーツを着てお仕事している方は、休日をあえてスポーツウエアで過ごしてみてはいかがですか?
最近のトレーニングウエアはおしゃれで、意外と低価格なんですよ。
普段着で着てもおかしくありません。
速乾性のあるTシャツや、脚の動きに合わせた立体型のトレーニングパンツなど、沢山販売されています。
そして、何も無理やり運動しなくても良いのです!
ウエアを着ているだけでOK。
トレーニングウエアを着て、地下鉄の階段を上ってみてください。
窮屈な普段のスーツとは違い足が自然に上がって気持ちが良いと感じるはずです。
続けるコツ②公園で過ごしてみる
「いきなりランニングだなんて・・」という方は、まず公園をぶらぶらしたりしてみてください。
私がコーチしているランニングスクールは、大きな公園内にあるので私自身自然の中で過ごす時間がたっぷりあります。
公園にいると、ゆっくりとした四季の移り変わりや、澄んだ朝焼け、ハワイのサンセットにも負けない夕焼けに出逢えたりします。
自然は私たちのすぐそばにあるのだなぁと感動します。訪れる人々の穏やかな表情を見ているだけでも癒されます。
心が開放されリラックスして「気持ちが良いなぁ」と感じたら、今度は公園を歩いてみましょう。
さまざまな人が歩いたり、走ったりしてます。
それを見て「私も!」と、走りたくなったら走ればいいのです。
そんな時間に慣れていくと、どんどん居心地がよくなっていくでしょう。
続けるコツ④シューズを履いてまずは外に出てみる
「あぁ今日は走りたくないな・・・」
気分が乗らない・・時にそんな日もあるものです。
今日は、どのくらい走るか決めないで、とにかくシューズを履いてパっと外に出てみる!
「よし、今日はこれで終わり!」でもOKなのです。
プロマラソンランナーの方でも、ちょっと走って止めちゃう日もあると聞きます。
それくらい気持ちの余裕を持ちましょう。
続けるコツ④走るコースを決める
出典:JVCワイヤレスイヤホン
近くに大きな公園や、ランニング出来るコースがあれば一番便利です。
でも、そういう公園がない場合も多いと思います。
とくに初心者の方には、飽きないためにもマイランニングコースを作るのはオススメです。
ちなみにコース作りをするポイントは以下の3つです!
- お気に入りコースを作る
- いつもと違う道を走ってみる
- 友達のおすすめコースを走ってみる
それぞれ、細かく説明します。
1.お気に入りコースを作る
最初は出来るだけ「短い距離の周回コース」を作るのがオススメです。
500mコースを2周よりも、200mのコースを5周です。
なぜかと言うと、500mを2周とすると選択肢は「500mか1㎞か」になります。
500mも走りたくない日は0mになるのです。
200m周回コースの場合は、200mまたは400mと、0mになるリスクを減らすことが出来るのです。
初心者の方は、最小単位は出来るだけ小さい方が続けられます。
ちなみにマイコースのポイントは以下の通りです。
- 信号が少ない
信号が少ないコースだと、走るリズムが狂わされずに済みます。道路も段差など少ない方が、余計な気遣いや転倒の心配をしなくて済みますね。 - 車の通りが少ない
安全のためにも注意しましょう!最近は、ロードバイクも多いので、直角な交差点など接触事故に気を付けましょう。 - コンビニがあるともっといい
飲み物を買って水分補給したり、トイレなどコンビニがコース上にあると何かと便利です。現金より、地下鉄ICカードをチャージして持って走ると、小銭もじゃらじゃらしないですね。 - 暗い道は避ける
女性は特に気を付けましょう。早朝や暗くなってからのランニングでは反射板を付けたり、音楽を聴きながら走らないなど、自分自身を守ることも考えて走りましょう。
2.いつもと違う道を走ってみる
いつも同じコースを走っていると飽きてしまうことがあります。
そんな時は、あえて挑戦してみましょう。
新しいパン屋さんがオープンしていることを見つけたり、海沿いを走ったり、景色の良い場所を見つけたり気分転換になります。
ランニングで出逢う街角は、車で通るのでは見つけられないワクワクでいっぱいです。
マイコースのレパートリーも増やしましょう!
3.友達のおすすめコースを走ってみる
ランニングアプリ「RUNTRIP」など、マイコースを仲間に見せ合えるアプリを使ってみましょう。
お友達のコースを走ってみると、また新たな発見も生まれますし、お気に入りコースを教え合うのもおすすめです!
気の合う友達と走ると、楽しさも倍増します。
ちなみに、オススメのランニングアプリについては、以下の記事でまとめています。
>>おすすめランニングアプリ6選+α!距離計測アプリからSNS投稿用アプリまで幅広く紹介!
おすすめランニングアプリ6選+α!距離計測アプリからSNS投稿用アプリまで幅広く紹介!⑤仲間を作る
ランニングが継続できているという方にコツを聴くと、8割以上の方が「仲間の存在」を言われます。
ランニングは孤独なスポーツだと思っていたけど、実は団体競技だったんだとおっしゃる方もいるほどです。
でも団体競技の「妙な責任感」が無い分、ランニングは気楽に取り組めますね。
- 1人だとすぐ辞めることも、仲間が居れば続く
- 共感してもらえる嬉しさ・楽しさがある
- 趣味が同じ仲間が出来ると週末が忙しくなる
1.1人だとすぐ辞めることも、仲間が居れば続く
「明日走らない?」と仲間が誘ってくれたから、公園にランニングに来たという方も多くいます。
「寒い」「暑い」「キツイ」「楽しくない」など走れない言い訳がいくらでも出てくるのがランニング。
そんな時背中を押してくれて、一緒に走ってくれる仲間の存在は、継続力に大きなパワーを与えてくれます。
2.共感してもらえる嬉しさ・楽しさがある
新しいことを始めると、沢山の小さな発見があります。
「朝が強くなった」「身体が動くようになった」「走ったら気持ちが良い」などポジティブな感覚があります。
でも一方で「走る前の準備体操がキツイ」「股関節が硬い」「筋肉痛が・・・」というネガティブ発言も必ずや出ます。
それもこれも、皆が通る道です。
「分かってもらえる」「分かり合える」など共感し合える仲間の存在は、嬉しいもの。
まさに誰もが憧れる充実したライフスタイルと思います。
それもこれも、ランニングという共通点があるからです。
3.趣味が同じ仲間が出来ると週末が忙しくなる
ランニングが継続すると、
「マラソン大会に出てみよう」
「遠出してグルメランに行こう」
などお誘いも多くなります。
「呑むために走っている!」という方もいるほどなので週末のイベントは盛沢山に・・・
家庭と、仕事だけでなく、自分という「個」を大切にできるのも趣味を持つことの利点です。
ただ、週末を留守がちにして家族や恋人を寂しがらせないようにご注意を(笑)
続ける理由⑥スクールや教室に入る
ランニングスクールに入ると、基礎を習えるので怪我せず続けられたり、コーチから効率的なトレーニングを学ぶことで成長速度が速まります。
そして、成長を感じる、楽しくなると続けられます。
1.基礎を習い、ケガをしないから続く
実は私たちは、小中学校でも「走り方」というものを学んだことがありません。
陸上部だって「走り方」なんて教えないはずです。
まだ少数ですが、ランニングやマラソンを指導できるコーチがいるスクールがあります。
拓プロ
スクールに入ると、専門のコーチから以下のようなことを教えてもらえます。
- 走る前の正しい準備体操
- ランニングに必要な「カラダの作り方」
- ランニングフォームと言われる「走り方」
- 走れるようになるトレーニングプラン
- ストレッチやケア方法
- 練習のペースやメニュー
- マラソン大会に出るノウハウ
などなど、ランニングのことを徹底的に学べます!
2.コーチから効率的なトレーニングを学ぶことで成長が速まる
コーチは、長距離を専門的に経験してきた方が望まれます。
長距離の専門家と言えば、日本では何と言っても「箱根駅伝」を経験した選手ですね。
他にも大学駅伝選手、実業団チームに所属している長距離選手です。
現在は、走ることを仕事にしているプロランナー、プロのランニングコーチという職業も、市民権を得て増えつつあります。
彼らは効率的なトレーニング方法を熟知しており、他にもコーチすることに長けています。
ランニング初心者の方は特にこうした専門家に教わることや、体型化された専門スクールを探すことをお勧めします。
3.成長を感じる、楽しくなると続けられる
「自分自身がどれだけ成長しているか」は実感しにくいものです。
成長が感じられないと、人はやる気が無くなってしまうかも知れません。
スクールでは、あなたの目標に応じた改善点や、練習プランをコーチが提案してくれます。
コーチが見てみてくれているので、自分ではわかりにくい自分の姿を知ることが出来ます。
そして、日々フィードバックしてくれるので小さな成長もしっかり受け止められます。
それは、暖炉の火を燃やすための「薪」と同じです。
モチベーションを燃えさせるための環境は重要です。
まとめ
以上、ランニングが続かない2つの理由と、続けるための6つのコツでした!
再度まとめると、以下の通りです。
▼ランニングが続かない2つの原因
- 最初から張り切りすぎる!
- 完璧を求めすぎる
▼ランニングが続く6つのコツ
- ライフスタイルに自然に取り入れる
- 走るコースを決める
- 仲間を作る
- スクールや教室に入る
▼おまけアドバイス
- 無理なルールは作らない
- 楽しむことに努力する
ランニングを始めるきっかけとなった目的を達成できるように、心から願っています。
ところで、ランニングにおけるトレーニング方法や、オススメの時間帯&距離&頻度など、基本的なことを学んでおくと、一層ランニングを続けられるきっかけになります!
ぜひ、ランニングの基本についてまとめた以下の記事も合わせてご覧ください。
【ランニング初心者の始め方】動画付き!トレーニング方法・時間帯・距離・頻度とダイエットになる走り方は?コレを読んで疑問解消!拓プロ
当サイトでは、ランニング初心者の方に向けた記事をはじめ、中級者・上級者でも学べる記事まで網羅しています。
ランニングをするときには、ぜひ、当サイトで学んでみてください!
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できる限り早く回答させていただきます!
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